日本語は暗記だけでは身につかない
多くの学習者は単語リスト、文法規則、練習問題で日本語を勉強します。それでも二年たっても実際の日本語が聞き取りにくいことがあります。
問題は努力不足ではなく、理解できるインプットが少なすぎること、または難しすぎることです。
EasyJP はその問題を解くために作られています。
「理解できる内容」が大切な理由
Stephen Krashen は、現在のレベルより少しだけ高く、全体として理解できるインプットを大量に受けることで言語が身につくと説明しました。
子どもが母語を覚える過程にも近い考え方です。まず大まかな意味を理解し、あとから正確になっていきます。
大人の学習者にとっては、動詞活用だけを覚える三時間より、理解できる物語を聞く三時間のほうが役に立つ場面があります。文法は本物の文の中で何度も出会えます。
ドラマやポッドキャストではなく、やさしいオーディオブックを使う理由
ドラマは有用ですが、初級から中級前半の学習者には速く、省略も多く、追いつけないことがあります。追えない音声は背景音になってしまいます。
EasyJP は やさしい日本語 で書き直した内容を使います。文が短く、語彙が管理され、速度も追いやすいからです。価値があるのは「簡単だから」ではなく、理解できるからです。
コンテンツの並び方
コンテンツは Book -> Article の形で整理されています。ランダムな記事の集まりではなく、本ごとにテーマと難度があります。
毎回最初から探す必要はありません。前回止めた場所から続けられます。
ツールの考え方
EasyJP は音声と各単語のタイムラインを合わせます。再生中は読まれている単語が別に強調されるので、目と耳が同じ内容を追えます。
かな読み、分かち書き、JLPT マーク、翻訳は個別にオン/オフできます。最初は全部オンにし、慣れたら一つずつ外せます。
複数の声がある場合は、自分が一番追いやすい声を選んでください。追いつけることがいちばん大切です。
語彙マークの仕組み
EasyJP は単語に色を付けますが、できるだけ少なくします。役に立つ状態だけを表示し、それ以外はそのままにする、というルールです。
下線: その単語の JLPT レベル
N5 から N1 の語にはレベル別の色付き下線が付きます。これは単語自体の属性で、あなたが知っているかどうかの判定ではありません。
背景: あなたとその単語の関係
下線とは別に、背景色は学習状態を表します。
背景なし
まだ触れていない単語はそのまま表示され、JLPT 下線があればそれだけが出ます。
薄い青の背景
辞書の意味を開いた単語です。
薄い琥珀色の背景
学習中として追っている単語です。少し見覚えはあるが、まだ完全ではありません。
背景なし、下線なし
習得済みにすると、すべてのマークが消えます。消えていること自体が、覚えたというフィードバックです。